アラン シルベスタイン    ALAIN SILBERSTEIN

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特徴について

アラン・シルベスタインは、ブランド創立時より緑豊かな自然に囲まれた、フランス・ブサンソンの地に工房を構え、年間わずか2,000本を生産しています。
それは、近代に主流となった巨大資本下の大量生産プロダクトとは縁遠い、まさに作品の一つ一つを繊細な手作業で、長い時間を費やして作り上げていく、芸術作品と同じプロセスなのです。

”アート・ピース”と呼ばれるまでに至ったのは、限定本数や唯一無二の色づかい、幾何学的デザインからだけではありません。
各モデルのデザインや機能に込められたメッセージ性、かつて誰も成し得なかった数々の機能開発こそ、時計製作における先駆者的存在として世界中から注目されている所以です。

はるか以前に確立された機械式時計の機能・構造を、"使う"のではなく、"いかに活かし革新していくか"という彼の哲学でありチャレンジ精神こそが、時計製作における情熱の源となっているのです。
使いやすく、優れた機能と美しいデザインが結合した時計。時計を通じて物語を語り、自分自身の時を刻むことができる時計。 アラン・シルベスタインはさらなる独自の世界観を築き上げていきます。


 ビビッドな色づかいに幾何学的な造形のパーツ、奇想天外な発想を散りばめたデザインなど、他のどの時計にも似ていない、アーティスティックな時計をつくり出すアラン・シルベスタイン(Alain Silberstein)。率いるは、かつて建築家・インテリアデザイナーとしてパリで活躍していた同名のアラン・シルベスタイン氏である。1987年のバーゼルワールドでたった3本の時計を携えてデビューした彼のブランドは、あまりのエキセントリックさに、時計業界にセンセーショナルな衝撃を与えた。
 アラン・シルベスタインウォッチの意匠は一見すると奇抜に思えるが、「形状は機能に寄り添う」という基本思想が流れるバウハウスの理念に基づいた、一貫性のあるデザインワークとなっている。そして、たとえばステンレススチール製のケースにラッカーで迷彩柄の塗装をほどこしたり、ケースを丸ごとアリゲーター革でコーティングしたりと、非凡なアイデアを実際に具現化してしまうところが、伝統的な手法に捉われないアラン・シルベスタインの真骨頂といえるだろう。その楽しいデザインからは容易に想像がつかぬほど、非常に難しい工程を経てこれらのアイデアが実現されているのも特筆すべき点である。 とかく外観に注目が集まりがちだが、内蔵するムーブメントは、ポピュラーなETA社製バルジュー7751のほか、ラジュウ・ペレ社のアラームキャリバーや、フレデリック・ピゲ社のクロノグラフキャリバーなど、一流のサプライヤーから提供された高品質なものであることも忘れてはならない。そして、アラン・シルベスタイン流のエッジィなセンスを注ぎ込んでつくられたトゥールビヨンモデルには、当時の最先端の技術により廉価なフライングトゥールビヨンを開発した、プログレスウォッチ社(のちのSTT社)のムーブメントを採用していた実績をみても、アラン氏が慧眼の持ち主であることがうかがい知れるだろう。なお、現行のトゥールビヨンモデルは、テクノタイム社からサプライを受けている。
 2008年は、スイスで行われるバーゼルワールドへの出展を中止し、代わりに世界の主要都市を巡って新作発表をおこなった。年に2000本という少量生産性を敷くアラン・シルベスタインのニューウォッチは、最新技術を駆使したPVD加工によって、ケースを艶のあるブラックやブロンズカラーでコーティングしたモデルが多く見られ、1995年発表の「クロノバウハウス」の続機である「ブラック・クロノ(ブロンズのカラーはブロンズ・クロノという名称)」や、GMTとアラーム機能を搭載した「ル・レベイユ」の新シリーズ、「ル・レベイユGMTブラック(ブロンズカラーはル・レベイユGMTブロンズ)」、独自の<スマイルデイ>という、顔の表情で曜日を表示するカレンダーを搭載した「ブラック・マリン・スマイルデイ」など、いずれも手にしたオーナーだけが味わえる、凝ったディティールが満載である。


効果的に用いた原色、巧みに配した直線・曲線など、バウハウスに影響を受けつつ、独自の世界観を詰め込んだ時計ブランド。

創業者のアラン・シルベスタインは、1950年、パリに誕生。73年にフランス国立高等応用学校を卒業後、インテリアデザイナーの道に進み、フランス時計産業の中心地であるブザンソンにアトリエを構える。

フランス革命200年祭の政府公認時計のデザインを手がけたことで、時計制作に魅了され、87年に世界最大の国際時計見本市バーゼルワールドにわずか3モデルを携えてデビューした。(この時、唯一買い付けをしたのは日本の代理店企業)

「ブロンズ・ベーシック」や「ブラック・クロノ」など、色彩豊かで遊び心溢れる作品は瞬く間に好評を博し、年間2000本という限定生産体制とあいまって、世界中に熱烈なファンを生んだ。

2000年、自社製のムーブの開発に成功するなど、技術面でも進歩を見せる。

青・赤・黄を大胆にあしらった作品は、現在でも強烈な個性をアピールしている。

アラン・シルベスタイン(ALAIN SILBERSTEIN)の歴史年表

1950年、
パリに生まれる。

1973年に
フランス国立高等応用学校を卒業後、インテリアデザイナーの道を進む。
その後独立し、パリとブサンソンにアトリエを構え幅広くインテリアと工業デザインの仕事を手掛ける。

フランス時計産業の中心であるブサンソンにオフィスを設けた事から時計関係の仕事が自然と舞い込むようになっていき、当時のフランス革命200年祭・政府公認の時計デザインを担当した事でも有名です。
その後、人から依頼を受け行うデザイン活動に満足できなかった彼は、自分の本当に表現したいものを作るため、自らの名でブランドを立ち上げる事を決意する。

1987年、
国際宝飾・時計見本市(バーゼルフェア)で3本の時計を発表し、デビューを果たす。
現在は、ブサンソンのドゥー川ほとりにあるアトリエで、6人の技術者を含む20人のスタッフと共に年間約2,000本の時計を作っています。
また、2001年3月にはブティックをパリのサンジェルマン大通りにオープンし話題を集めています。

アラン・シルベスタインとバウハウス

アラン・シルベスタインの作る時計は、一目見たら忘れられない強烈な印象を 与えます。 まさに近代アートがそのまま時間を表示している感じがします。 アラン・シルベスタインは元々インテリアデザイナーとしてパリで活躍していましたが、1987年バーゼルフェアで3本の作品を発表しました。現代の時計は基本的に工業製品であり、どんな高級品であっても量産を前提と しています。 しかしアラン・シルベスタインはそれを、まさに芸術作品を仕上るのと同じ、職人が丁寧で繊細な作業を長い時間をかけて行なっています。年間の生産本数は約2000本、バウハウスの理念のもと、幾何学を取り入れたデザイン、赤、青、黄色といった原色を使い、他のブランドには無い、独創的な 個性を放つ時計を作り続けています。アラン・シルベスタインの時計は「アートピース」と呼ばれ、その幾何学デザインや色使い、そのデザインや機能に込められたメッセージと遊び心、そして数々の新機能開発が、常に世界中の注目を浴びています。
特に「スマイルデイ」と呼ばれる曜日表示はユニークで、曜日を表す文字の代りに、日曜日はニコニコ顔、月曜日は憂うつ顔といったように、表情で曜日を知らせるしくみになっています。 そしてアラン・シルベスタインは、機械式時計の複雑な機構を「使う」のではなく「活用し、革新してゆく」ことに、そして使いやすく、優れた機能と美しい デザインが結合した時計を作り続けることに情熱を燃やし続けています。
ところでアラン・シルベスタインのデザインのベースになっているバウハウスの理念とはどういったものなのでしょうか? デザインの勉強をされている方ならば、1度は耳にしたことがあると思いますが「バウハウス」は1919年、ドイツのワイマール市に開校された、造形芸術学校 のことです。 初代校長で建築家のW・グロピウスは、「生活機能の総合場である建築物(家)のもと、彫刻・絵画・工芸などの諸芸術と職人的手工作など一切の造形活動を結集して、芸術と技術の再統一を図る」という教育理念で、新しい教育システムを実施したのです。 この理念を簡単に言うと 「生活に豊かさをもたらすとともに、大量生産による工業製品に相応しい形を追求する = 格好良くて、しかも造り易いデザインを考える」となります。 教授陣としては、当事の高名な画家や、陶芸家、舞台芸術家等がおり、デザイン運動のひとつの頂点を確立したものとして高く評価されています。特に グラフィックデザインおよび家具デザインの分野で、その成果が世界中に認められています。 1926年には、グロピウス自身が設計したデッサウの校舎に移転して、近代工業が発展しつつある当時において、その生産形式・生活様式に応じた芸術のあり方を示しましたが、1933年にはナチスにより一時閉鎖されてしまいました。 現在その理念は、再開されたワイマール・バウハウス大学、シカゴの「ニュー・バウハウス」および、ドイツのウルム造形大学等によって継承され、全世界に広まっています。

企業情報

創業:1987年
創業地:フランス(ブザンソン)
創始者:アラン・シルベスタイン
グループ:-
本社:フランス
海外ホームページ:http://www.a-silberstein.fr/
国内ホームページ:

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参考文献や引用元

  1. 書籍、文献名
  2. WEBサイトアドレス
  3. その他、情報源があれば

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  • 最終更新:2014-09-04 23:20:04

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